特許申請のタイミングはいつがいいのか?

特許申請にかかる費用の平均額や補助金などについて、

おおよそわかったところで、

申請するタイミングはいつがいいのか、

について私の考えかたを書いていきます。

ここで、「特許申請したい!」

と思っている方は、

苦労をして技術的開発の末に

あなた独自の技術を発明した方だと思います。

苦労して得た技術ですので、

他の会社や人に知られること無く

下地をかためて特許権を請求までもちこみたいものですよね。

しかし、現実問題として、

その独自の技術で商売が成立するかどうかは別問題です。

やはり、商売できない特許技術では、

残念ながら生活していくことはできませんので、

悔しいですが、その商売にならない独自技術は

権利請求する意味はないと言わざるをえないでしょう。

しかし、中にはとりあえず権利請求しておきたい、

という方もいると思いますので、

そういった方はお金に余裕があれば

権利請求してもなんら問題ありません。

私自身はお金に余裕がなく

さらに商売も成功させたいとおもったので、

よりよいタイミングで申請と請求をしたいと思い、

私なりの判断のしかたのコツをお伝えします。

よりよいタイミングとは?

そもそも、よりよいタイミングというのは何なのか。

この事から入らなくてはいけません。

私は裕福でも頭もいいわけでもありませんので、

なるべく効率よくお金をかけずに、

なるべく小分けにして資金投資したいという思いがありました。

これは皆さんとも共通する部分が多いのではないでしょうか。

基準①:なるべく少ないお金で
基準②:なるべく小分けにして

そして、先ほど話しましたが、

独自の技術が商売になるのかどうか、

の判断をしなくてはいけません。

基準③:独自技術が商売になるか

この3つを満たしていれば

タイミングよく申請と権利請求ができたと言えると思います。

では、それぞれの基準についてすこし噛み砕いてみていきましょう。

基準①:なるべく少ないお金で

これは、なるべく少ないお金で特許出願、権利請求をおこなうためには

「全部自分ですればいい」わけですが、実際問題、

特許用の文章は非常に特殊で勉強してから申請する時間を考えると、

自分で間違った申請をして、間違ってとおってしまったとした場合、

その文章が本当に独自技術を守れる文章になっているかどうかが心配です。

そして、特許を侵害した人や会社に対して裁判をおこして主張した時に

「あ、この文章は間違ってた」となるようでは、だめですよね。

なので、最初は金額をおさえて申請していただける

弁理士の先生をさがすことが重要だと思います。

→「特許にかかる費用!」でかかる費用の平均額を算出してますので、参考にしてください。

基準②:なるべく小分けにして

では、必要なお金がわかれば、そのお金を投資するわけですが、

全額を一回で投資するよりも、

基準③の商売できるかどうかを見極めながら複数回にわけて投資したほうが、

失敗したときのリスクは低くてすみます。

商売をはじめたが、やはり原価割れして売ったら売っただけ赤字が膨らむ・・

なんてことになるまえにきっぱりやめて、撤退することも大切です。

なので、なるべく引き返せるように

投資を分散させるほうがよいと思います。

私のケースでいくと、

独自技術で最終的に海外販売を視野にいれている場合、

目標は海外特許取得になります。

国内で特許出願して、途中で国際特許へ変更し、

最終的に権利請求をかけるというので、

小分けにして考えられることです。

あとは、この「期間制限」がありますので、

その期間内にテストマーケティングをくり返して、

その売上目標を下回った場合は撤退する、

ということを最初に決めておき、計画をすすめていくのがよいでしょう。

基準③:独自技術が商売になるか

そして、さきほど軽くふれましたが、

やはり「商売になるのか」が大切です。

趣味で特許取得している方は別ですので、今回はおいておきます。

商売をすすめるにあたり、

目標利益や売上をたてると思いますが、

いつまでに○○円売上があがらなければ撤退する!

と決めておき、うまく行かなければ撤退する、

あるいは別の方法を考えて、アプローチする、などをくり返し実行します。

今は、ネットの時代ですから、

このトライアンドエラーの回数を増やすことができるので、

できるだけやったほうがよいと思います。

そして、撤退条件を事前にたてておくことはとても重要なので、

しっかりと考えた上でたてましょう。

この3つの基準をもとに私なりの考えるいいタイミングは以下のようになります。

私なりの考える「いいタイミング」

これはあくまで一例ですので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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